- iFOREX(アイフォレックス)のレバレッジの特性について
- iFOREXのレバレッジ制限とレバレッジ一覧表
- レバレッジの確認方法と調整方法
- iFOREXのレバレッジがおすすめのトレーダーは?
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目次
iFOREX(アイフォレックス)の最大レバレッジは400倍
海外FX業界の中でも老舗のiFOREX(アイフォレックス)。日本人トレーダーも多く参加しており、中堅トレーダー以上にオススメする1社です。
このiFOREXの最大レバレッジは400倍となり変更ができない仕様となっています。
海外FX業者の中にはレバレッジ1,000倍などもあるので、低いと感じる方もいると思いますが、実は平均的なレバレッジ倍率です。
元々レバレッジは大きな取引をするためではなく、小資金でFX取引ができるための制度です。
iFOREXがターゲットとしている顧客は、中堅以上の資金が潤沢にあるトレーダーなので大きなレバレッジは必要なく、レバレッジ400倍は妥当と言うわけです。
さてこのiFOREXのレバレッジですが他のFX業者ではあまり見られない特徴があります。
- 口座残高によるレバレッジ制限無し
- ロスカット水準0%
この2点について少し詳しく解説しましょう。
口座残高によるレバレッジ制限無し
通常海外のFX業者では以下の表のように口座残高によるレバレッジ制限を設けています。
海外FX業者の口座残高によるレバレッジ制限比較
FX業者名 | iFOREX | XM | AXIORY | GemForex |
口座残高 0~200万円 | 400倍 | 888倍 | 400倍 | 1,000倍 |
口座残高 200~1,000万円 | 400倍 | 200倍 | 400倍 | 500倍 |
口座残高 1,000~2,000万円 | 400倍 | 100倍 | 300倍 | 500倍 |
口座残高 2,000万円以上 | 400倍 | 100倍 | 200倍 | 500倍 |
このレバレッジ制限は大きな資金を運用する際の顧客の資産管理の観点から設けられているわけですが、iFOREXは口座にいくら資金が入っていようがレバレッジは400倍のままです。
つまり、大きな資金をハイレバでさらに大きく運用できると言うことです。同時に大きな資金を失いやすいリスクがあると言えます。
このことから、iFOREXは大きな資金の運用に向いているFX業者ですが、同時に資金管理のできるトレーダーが利用すべきFX口座と言うことができるでしょう。
ロスカット水準0%
iFOREXのロスカット水準は0%。
ロスカット水準とは、相場がエントリー方向とは逆に進んだ際、会社の規定する証拠金の残高(証拠金維持率)に達したとき強制的にポジションを決済する証拠金維持率の比率のことを言います。ロスカット水準は通常20%~50%程度に設定されており、顧客の資産保護の観点から設けられています。
つまり、口座資金ギリギリまで含み損を抱えられダイナミックな投資ができるとされています。
iFOREXのロスカット水準の規定は自由度は高い設定と言えますが、逆に言えば何千万円もの資金を自分の裁量で0にすることができてしまうリスクのあるルールと言えます。
先ほどの口座残高によるレバレッジ制限無しと同じで、取引に対する自由度とリスクのバランスを取ることのできるトレーダーがiFOREXを有効に使うことができる特徴と言えるわけです。
iFOREX(アイフォレックス)のレバレッジ制限
iFOREXは口座残高によるレバレッジ制限はありませんが、次の3つのレバレッジ制限があります。
- 銘柄別のレバレッジ制限
- 取引時間外のレバレッジ制限
- 世界経済に影響を及ぼす政治経済イベント時の制限
レバレッジが制限されれば、当然証拠金が圧迫されロスカットの危険性が増すので、iFOREXで取引するのなら知っておかなければいけない事です。
以下で詳細を解説します。
銘柄別のレバレッジ制限
iFOREXは一部FX銘柄、商品(CFD商品)、株式の最大レバレッジが違います。
そのため、銘柄によっては必要証拠金などが変わってくるので、取引き前に必ず確認するようにしましょう。
各銘柄のレバレッジはiFOREXの独自の取引プラットフォームから確認することができます。
確認方法はiFOREXにログインしたら、①でレバレッジを確認したい銘柄を選びます。
そうすれば、画像のように注文画面と各情報が載っている「取引タグ」がポップアップするので、②「商品情報」を選べば③部分で銘柄の最大レバレッジを確認できます。
各銘柄の最大レバレッジは細かく設定されているので後から一覧表を掲載しますね。
取引時間外のレバレッジ制限
iFOREXは取引時間外はレバレッジが低くなるルールを設けています。
このルールはあまり他の海外FX業者では見られないルールですが、具体的には次のようになっています。
iFOREXの取引時間外レバレッジルール
- 各銘柄の取引時間内は銘柄固有の最大レバレッジ
- ポジションを次の取引開始まで持ち越した場合、取引時間外はあらかじめ決められている制限されたレバレッジが適用される。
取引時間外のレバレッジは概ね通常のレバレッジの半分となるので、例えば証拠金がギリギリだった場合、取引時間が終了した瞬間にロスカットに合うなどもありえます。
取引時間外のレバレッジについてはiFOREXの公式ホームページ、もしくは取引プラットフォームで確認できます。
iFOREXのホームページでの確認方法
iFOREXのホームページにアクセスしたら一番下までスクロースし「取引条件」を選択します。
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画面が切り替わったら「商品詳細」を開き、「通貨」「商品」「指数」「株式」「ETF」「仮想通貨」からレバレッジを見たいグループを選び開きます。
この一覧表ではレバレッジと言う名称で記載しておらず、制限されたレバレッジは「増額した必要証拠金」の値からレバレッジを計算する必要があります。
レバレッジ計算式:
レバレッジ=100÷必要証拠金
計算例:ガソリン、増額した必要証拠金5%
100÷5=レバレッジ20倍
ちなみに一覧表の「通常証拠金」は通常の最大レバレッジを表します。
取引プラットフォームでの確認方法
iFOREXの取引プラットフォームは最大レバレッジと同じ「取引タグ」に記載しています。
- 必要証拠金維持率=通常の最大レバレッジ
- 時間外必要証拠金=取引時間外のレバレッジ
記載方法は上記のようになっています。
また、各銘柄の取引時間は同じ「取引タグ」で確認でき、「取引タグ」の左下に記載されています。
なお、取引時間はiFOREXの場合、GMT標準時を採用しているので、日本時間は9時間を足した時間となるので注意してくださいね。
世界経済に影響を及ぼす政治経済イベント時の制限
世界経済に影響を及ぼす規模の戦争や自然災害、経済的イベントが発生した際、極度のボラティリティの変化が予想されるため、強制的にレバレッジが制限される場合があります。
この制限はiFOREXが状況が好転したと判断するまで続くため、任意に解除できないレバレッジ制限となります。
この世界経済に影響を及ぼす政治経済イベント時の制限がかかった時は、必要証拠金が圧迫されることはもちろんですが、相場の動きが通常と異なる可能性があるためスプレッドが広がりやすい傾向にある点も注意が必要です。
そのため、無理に取引するのではなく、状況が落ち着くまでは様子見に徹したほうが賢明でしょう。
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iFOREX(アイフォレックス)のレバレッジ一覧表
iFOREXは銘柄別の最大レバレッジに差があります。
しかし、現在のレバレッジ以外は表示方法が違うのでいちいち計算しなくてはいけません。
そこで、ここでは「通貨(FX通貨ペア)」「指数」「商品」「株式」「ETF」「仮想通貨」別に通常の最大レバレッジと取引時間外の制限されたレバレッジの一覧表を掲載します。
通貨(FX通貨ペア)のレバレッジ
FX通貨ペアの最大レバレッジは基本400倍です。また取引時間外のレバレッジは200倍となっています。
しかし、以下に掲載する通貨ペアは最大レバレッジが違うので、取引の際は資金量に注意が必要です。
通貨(FX通貨ペア)のレバレッジ
銘柄 | 最大レバレッジ | 取引時間外のレバレッジ |
---|
通貨(下記以外) | 400倍 | 200倍 |
スイス/トルコリラ | 200倍 | 100倍 |
トルコリラ/H(ハンガリー)フォリント | 200倍 | 100倍 |
トルコリラ/円 | 200倍 | 100倍 |
ポンド/トルコリラ | 200倍 | 100倍 |
ユール/インドルビー | 50倍 | 25倍 |
ユーロ/オフショア人民元 | 20倍 | 10倍 |
ユーロ/トルコリラ | 200倍 | 100倍 |
ユーロ/ロシアンルーブル | 50倍 | 25倍 |
米ドル/インドルビー | 50倍 | 25倍 |
米ドル/オフショア人民元 | 20倍 | 10倍 |
米ドル/チリペソ | 50倍 | 25倍 |
米ドル/トルコリラ | 200倍 | 100倍 |
米ドル/ロシアンルーブル | 50倍 | 25倍 |
商品
iFOREXは「商品」としてひとくくりにまとめていますが、一般的な分類は「貴金属CFD」「エネルギーCFD」「その他穀物などのCFD商品」に分類されます。
商品は銘柄ごとに最大レバレッジが違うので、取引銘柄を決める際は以下の一覧表を参考にしてください。
指数
iFOREXは株価指数CFD商品も多く扱っています。
株価指数CFD商品のレバレッジで注意する点が「通常は200倍のレバレッジ」の商品が「取引時間外は3分の1以下のレバレッジ」になってしまう点です。
一覧表を良くチェックした上で取引きすべきでしょう。
株式
株式商品については、ほとんどの銘柄の銘柄で最大レバレッジが20倍に設定されているが、一部銘柄は最大レバレッジが違うので以下で表にしました。
また、株式銘柄は後から記載する3銘柄以外は取引時間外のレバレッジ制限がありません。
ETF
ETF銘柄は最大レバレッジが40倍の銘柄が主となるので、最大レバレッジが40倍以外の銘柄を一覧表としました。
ETF銘柄については、取引時間外のレバレッジ制限はありません。
仮想通貨
仮想通貨の最大レバレッジは10倍となり、取引時間外は6.67倍のレバレッジが適用されます。
しかし、次に挙げる2銘柄のみレバレッジが違うので、取引の際は注意してください。
仮想通貨
銘柄 | 最大レバレッジ | 取引時間外のレバレッジ |
---|
仮想通貨(下記の銘柄以外) | 10倍 | 6.67倍 |
ビットコイン | 13.3倍 | 10倍 |
リップル | 5倍 | 5倍 |
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iFOREX(アイフォレックス)のレバレッジは実効レバレッジで調整
レバレッジは2種類あることを知っていたでしょうか?
- FX業者の設定したレバレッジ→証拠金を少なく大きな取引ができる制度
- 実効レバレッジ→実際にポジションを持つための目安となるレバレッジ
それぞれを具体的に説明すると次のようになります。
FX業者の設定したレバレッジ |
例:1Lot100,000通貨を取引する際(米ドルと日本円の為替レート110円の場合) FX業者のレバレッジが400倍の場合: 100,000(通貨)×110(円)÷400(レバレッジ)=27,500円(必要証拠金) FX業者のレバレッジが25倍の場合:100,000(通貨)×110(円)÷25(レバレッジ)=440,000(必要証拠金) |
FX会社が設定したレバレッジはこのように必要証拠金を下げる目的で活用する制度と言えます。
しかし、必要証拠金が少なくて済むから資金ギリギリで大きく稼ごうとすると「資金を溶かす」結果となるために、ハイレバはリスクが高いと言われるわけです。
では、「ハイレバを上手に使う方法は?」となりますが、その方法が実効レバレッジを計算することなのです。
実効レバレッジの計算方法 |
計算式:本来の取引量÷有効証拠金=実行レバレッジ※有効証拠金=口座残高+評価損益(為替損益+スワップ) 計算例:米ドル/円を1Lotの取引、1ドル110円の設定 本来の取引量=100,000(通貨)×110(為替レート)=11,000,000円・有効証拠金100,000円の場合実効レバレッジ=11,000,000÷100,000=110倍・有効証拠金30,000円の場合実効レバレッジ=11,000,000÷30,000=366倍 |
実効レバレッジとはリアルタイムの損益を考慮した口座残高と必要証拠金との比率を言います。
この比率がFX業者の設定したレバレッジに達すると「資金残高0」、つまり「ロスカット、資金を溶かした」状態となるわけです。
そのため、iFOREXはレバレッジが400倍で固定であることは、トレーダーにとって全く問題ではなく逆に資金残高によるレバレッジ制限が無いことは有利と言えます。
後は、ポジいションを持つための実効レバレッジをトレーダー自信がコントロールできるかが問題になるわけです。
iFOREXの場合、実効レバレッジの計算式は取引時間外のレバレッジ制限の際の証拠金の計算にも応用可能なので覚えておいた方がいいと思いますよ。
iFOREX(アイフォレックス)のレバレッジがおすすめなトレーダーは?
iFOREXのレバレッジはある程度の資金を自由に使える中級者以上のトレーダーが有効に使えると言えます。
理由はiFOREXのレバレッジが次のような特徴があるためです。
iFOREXのレバレッジの特徴
- 最大レバレッジは400倍で固定→大きな資金を安全に運用するトレーダー向き口座残高によるレバレッジ制限なし→資金管理ができるトレーダー向き
また、iFOREXのボーナスにも中級トレーダ以上が利用した方が良い特徴が表れています。
iFOREXの常時開催ボーナス
名称 | 内容 |
---|
ウェルカムボーナス | 初回入金額1,000ドルまで100%ボーナス 1,000ドル以上25%ボーナス (ボーナス上限2,000ドル) |
利息支払スキーム | 1,000ドルから150,000ドルまでの口座残高に対して 年利3%の利息が支払わられる |
お友達紹介プログラム | 紹介した友人と共に条件を満たすと、自分には最大500ドル、お友達は最大250ドルのキャッシュバックがもらえる |
このため、iFOREXは初心者トレーダーが口座を開設しても問題はないのですが、うまみが少ないわけです。
言い方を変えればiFOREXは「自己管理」ができるトレーダーが自由にトレードできる環境を準備していると言いえるでしょう。
iFOREX(アイフォレックス)のレバレッジに関するQ&A
最後にiFOREXのレバレッジに関しての質問に回答していきます。
iFOREXは取引量でのレバレッジ制限はあるの?
iFOREXは1Lot最大500万通貨、保有ロット数の制限なしと大きな取引をできるFX業者ですが、取引量によるレバレッジ制限はありません。
また、口座残高によるレバレッジ制限もないため、ハイレバで大きな取引が可能なFX業者と言えます。
iFOREXは800倍のレバレッジで取引できるの?
iFOREXのレバレッジ800倍の真相は、初回入金ボーナス100%を資金として考えた場合のレバレッジ倍率です。
計算上は入金額に対してレバレッジ800倍になりますが、ボーナスの対象が「口座開設後の初入金が対象」「入金額約10万円まで」と継続したボーナスではないのです。
そのため、iFOREXの最大レバレッジは400倍と認識していたほうが間違いは少ないはずですよ。
iFOREX(アイフォレックス)レバレッジまとめ
iFOREXはロスカット水準0%、口座残高によるレバレッジ制限なしなど、大きな取引をする自己管理ができる中堅トレーダー以上向けの海外FX業者と言えます。
そのため、最大レバレッジ400倍は妥当な倍率と言えるでしょう。
しかし、大きな取引をすると言うことは大きな損失を被るリスクがあるわけなので、この記事で解説したレバレッジ制限には注意すべきです。
レバレッジは一攫千金を狙うためではなく、自分の資金を効率よく運用するための制度です。
取引ルールさえしっかり守れば、これほどトレーダーに有利な制度はないでしょう。
実効レバレッジの計算なども参考にしてもらい、iFOREXのレバレッジ制度を有利に使って、FXライフを充実させていきましょう。
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