XMのスプレッドは、変動スプレッドと呼ばれる方式が採用されています。変動スプレッドとは、トレードの状況に応じてスプレッドが広くなったり、狭くなったりと変化するものです。

一方、ブローカーによっては固定スプレッドというスプレッドが変化しない方式を採用している場合もあります。通常、固定スプレッドのほうが変動スプレッドよりも、スプレッドが広くなります。このため、スプレッドが狭いブローカーを見つけるには、変動スプレッドを採用していることがひとつの条件となります。

XMでは、フラクショナル・ピップ価格が設定されています。

通貨ペアなどの取引で表示される価格およびスプレッドは、4桁で表示されることが通常ですが、XMは5桁（フラクション）を採用しています。この5桁による価格を、フラクショナル・ピップ価格設定と呼びます。

より小さな桁までが取引の対象となるため、トレーダーにとって投資による収益を得られる機会が増えます。特にスキャルピングをしている方にとっては、フラクショナル・ピップ価格設定が有利に働きます。

XMのスプレッドは、変動スプレッドやフラクショナル・ピップ価格設定を採用しながらも、多くのトレーダーから「XMはスプレッドが広すぎる」との口コミが寄せられています。

実際、他の海外FX業者とのスプレッド比較では、XM Tradingのスプレッドはほぼ全ての口座タイプで広いことが分かりました。このため、XMのスプレッドは「広い」というのも、ひとつの特徴であると言えます。

ただし、スプレッドが広いというトレーダーにとって不利な条件にも関わらず、XMが人気No.1であり続けるのには理由があります。スプレッドの基礎知識を確認してから、最後にその理由について解説します。

XMに限らずスプレッドを表す単位には、pipsが使用されます。読み方は「ピップス」で、「percentage in point」の頭文字をとったものです。例えば、XMの「USD/JPY」の最小スプレッドは「2」ですので、この場合には「XMのドル円のスプレッドは、2ピップスだ」というように使います。

そして、ドル円の場合の1pipsは、小数点2桁目を表すので「0.01円」のスプレッドを指していますので、2pipsであれば「0.02円」です。

通貨ペアの呼び名として、円が絡む通貨ペアの「クロス円」と他に、ドルと絡む通貨ペアの「ドルストレート通貨」があります。

海外FXの解説をするウェブサイトなどでは一般的に使用されますので、覚えておいてください。XMのスプレッドをする上でも、実はこのクロス円とドルストレート通貨の違いが非常に重要です。

さきほど解説した通り、クロス円の通貨ペアでは1pipsは「0.01」でした。しかし、ドルストレート通貨のEUR/USDなどでは、1pipsは「0.0001」となります。「0」が並んで分かりづらいですが、小数点の4桁目に「1」があります。

日本円の「銭」に当たる単位は、米ドルでは「セント」です。そして、1pipsはセントの100分の1になりますので「0.01セント」となります。このため、ドルストレート通貨におけるXMのスプレッドを見る場合には、「1pips = 0.01セント」として確認するようにしてください。

トレーダーから見れば取引コストとなるスプレッドですが、XMのようなFXブローカーにとってスプレッドとは収益の源です。つまり、スプレッドの設定によってブローカーは収益を得ています。

このため変動スプレッドを採用するXMのようなブローカーは、為替相場の動きや、トレーダーの数や流通量に応じてスプレッドを変化させます。売買が活発なときにはスプレッドを狭くし、流通量が少なくなるとスプレッドを広げるのが基本です。

つまり、多くのトレーダーが売買するタイミングでは、スプレッドが狭くなるので安い取引コストで売買をすることができます。

一方で固定スプレッドの場合、ブローカーはスプレッドを変化させることができませんので、常に広めのスプレッドを設定することで収益を得るしかありません。ですから、一般的に固定スプレッドの方が、変動スプレッドよりもスプレッドが広く設定されています。

海外FXブローカーの公式サイトなどには、リアルタイムのほか、平均や最小などのさまざまなスプレッドが表記されています。

リアルタイムとは、まさに今、取引が行われている通貨ペアなどのスプレッドのことを指します。XMのように変動スプレッドを採用している海外FX業者の場合、リアルタイムスプレッドは常に変化しています。

また、平均スプレッドとは、実際のリアルタイムのスプレッドの変化の平均値を計算したものです。

最小スプレッドは、各FX業者ごとに定めているスプレッドが最も狭くなる値です。スプレッドの変動は、さまざまな要因によって起こりますが、どのような状況でも最小スプレッドよりも狭くなることはありません。

しばらくFX取引を続けているトレーダーであれば、経験から知っていることですが、次のようなタイミングでFXのスプレッドが広くなる傾向があります。海外FXの初心者の方は是非、この３つのタイミングについて頭に入れておいてください。

時間帯による変動（早朝、深夜）

平日は基本的に24時間休むことなく為替相場は動き続けますが、日本の早朝の時間帯にはスプレッドが広くなる傾向にあります。

為替相場で売買を行うトレーダーが多い時間帯にはスプレッドは狭くなる一方、ニューヨーク市場が閉じる日本時間の早朝には、一気に流通量が減るため、スプレッドが広くなりがちです。

各国の経済指標発表時

各国で発表される経済指標は、スプレッドの変化を生む大きな要因のひとつです。

なぜなら、通貨ペアの値動きは、それぞれの国の経済状況に応じて刻々と変化するからです。例えばドル円相場であれば、日米両国の経済状況を示す経済指標の発表によって円高や円安へと相場が大きく変わる可能性があります。このため、指標発表の直前は一時的にトレーダーが静観状態となり流通量が低下するので、スプレッドが広がる傾向があります。

経済指標の発表後については、内容次第では売買のオーダーが一気に市場に流れ込むことになります。しかし、あまりにも急激なオーダーの増加には市場が追い付かないために混乱状態となり、売買のオーダーはあるものの成立せずに流通量が伸びず、結果的にスプレッドが広いままとなることも珍しくありません。

有事（世界情勢やニュース）

経済状況に加えて、戦争や紛争などの有事も、スプレッドに強い影響力を持っています。

主だった有事としては、原油価格によって世界経済を左右する中東情勢が挙げられます。戦争や紛争が始まったタイミングには、実際の攻撃などの有事だけでなく、政府首脳の発言などにも注目が集まるため、トレーダーの静観状態によって流通量が低下し、スプレッドが広くなることがあります。

XMの世界のトレーダーに選ばれる理由のひとつは、豊富なキャッシュバックやボーナスによるトレーダーへの利益の還元です。XMで取引をすればするほどキャッシュバックを受ける機会が多くなり、投資家にとっては大きなメリットとなります。

しかし、これらのキャッシュバックを行うためには、当然ながらXMが収益を上げ続けなければなりませんので、スプレッドを広げざるを得ない状態となります。つまり、XMのスプレッドは確かに広いものの、その中からトレーダーに還元されている金額も大きいのです。

XMの魅力は、キャッシュバックだけでなくトレード時にも約定力やレバレッジなどで感じることができます。

多くのトレーダーがXMでしか取引を経験していないため実感することが少ないですが、XM以外の海外FX業者で取引をすると、オーダーが通らず約定しないことが多くあります。

また、XMでは最大1000倍という高いレバレッジの取引が可能です。もっと高い条件のレバレッジ取引が可能な業者も存在していますが、XMのレバレッジを活用できる条件は緩く、多くのトレーダーにとってメリットがあります。

このような他社と比べても良質なトレード環境を維持するために、XMはさまざまなコストをかけています。つまり、XMのスプレッドによる収益の一部は、このような環境作りのために使用されているのです。

XMのスプレッドが広くなる理由の３つ目は、多くのトレーダーが安心してXMで取引ができるための安心感や信頼度への投資です。

XMは人気No.1の海外FX業者ですが、人気が高まったからスプレッドを広くしたのではなく、以前からずっと他社よりも広いスプレッドのままで現在の人気を獲得しています。つまり、XMはスプレッドが「広すぎる」と言われながらも、常に高い安心感と信頼度を獲得することで、現在の地位を維持しています。

世界のトレーダーたちがXMのスプレッドが「広すぎる」と知りつつも、それでもXMを使い続けるのには、これらの理由があります。

日々のトレードにおいてスプレッドの狭い取引をしたい方は、多くのトレーダーが積極的に売買を行うニューヨーク市場の開いている時間帯に合わせてトレードすることをおすすめします。

日本時間では深夜の時間帯となりますので、日中は仕事をされている方にとっては参加しづらいですが、スプレッドの狭いトレードをするには最適な時間帯です。多くの市場参加者が取引をする時間帯はスプレッドが狭くなることは、FX取引の基本です。

XMのスプレッドは、口座タイプによって大きく異なります。このため、とにかくスプレッドが狭いことを優先するのであれば、最小スプレッドを提供しているZero口座を選択してトレードすることがオススメです。

ただし、XMの口座タイプを比較する際には、決してスプレッドのみに注目することは得策ではありません。スプレッド以外にも、キャッシュバック等の特典についても口座タイプ選びの参考にしてください。

XMには入金不要の取引ボーナスや、最大500ドルの入金ボーナス、エグゼクティブから始まる会員ステータスによる取引ボーナスと、初心者から愛用者まで幅広いキャッシュバックが提供されています。

取引の金額に応じて良質なボーナスが受けられる会員ステータスによる取引ボーナスは、長期的に利用しているトレーダーにとって、魅力的な制度となっています。

XMのスプレッドだけで収支を見るのではなく、取引で得られるXMポイントの換金を含めて他社比較することで、どうしてXMが選ばれ続けているのかの理由が分かります。こうしたXMのプロモーションを徹底活用しましょう。